KDR出力
使用可能な場所: [Matter]: [プロダクト] > [エキスポート] |
3D ビジュアリゼーションツールのLumiscaphe ソフトウェアスイートで使用するためには、raw オーサリングデータを、.kdr形式でデジタルアスペクトモックアップ (DAM) にエクスポートする必要があります。この形式には、Patchwork 3D作成されたプロダクトバリアントやコンフィギュレーションを表示するために、レンダリング エンジンで必要なデータのみが含まれます。テクスチャのレリーフの元となった画像はなくなり、テクスチャを使用してマテリアルを表示するために必要な結果の計算のみが変換されます。その結果、この形式ではオーサリングはサポートされていません。.kdr は、より素早く読み込むために最適化されています。ファイルを開いたときに表示画像を計算する必要がある.p3d形式とは異なり、.kdr のデータはグラフィックスへ直接転送され、さらに処理することができます。
それによって、デジタルアスペクトモックアップを任意のLumiscaphe ビジュアリゼーションソリューションでそのままの状態で使用できます。
ケースにもよりますが、Patchwork 3D に追加された新機能は、KDRフォーマットへの出力にとって影響が出ます。どのKDRフォーマットがPatchwork 3Dのバージョンで動作するかを明確に識別するために、ソフトウェアの命名規則にXiが追加されました。
もし、Patchwork 3Dに追加された新機能がKDRフォーマットを修正しない場合、次のような例となります。Patchwork 3D 8.3 X2、Patchwork 3D 8.4 X2、Patchwork 3D 8.5 X2等々。
もし、Patchwork 3Dに追加された新機能がKDRフォーマットを修正しない場合、次のような例となります。Patchwork3D 8.3 X2、Patchwork3D 8.4 X3、Patchwork3D 8.5 X4等々。
プロダクトをKDRフォーマットにエクスポートする際には選択肢があります:
現行バージョンのKDR > KDR。KDR Xiにエクスポートのウィンドウが表示されたら、保存するファイルの名前を入力します。
過去バージョンのKDR > KDR(過去バージョン)。KDRにエクスポートのウィンドウが表示され、ドロップダウンメニューから出力するKDRバージョンを選択します。その後、保存するファイルの名前を入力します。
注記
過去のバージョンは、互換性が高い事を意味しますが、サポートされる機能が少ない事となります。新しいバージョンはより多くの機能がサポートされる事を意味しますが、互換性が損なわれるでしょう。
次の表に、ソフトウェアバージョン毎のサポートされている形式を示します。
KDR | バージョン | 説明 |
---|---|---|
X1 | v8.0からv8.2へ | ”ソフトウェアスイートv8.0” |
X2 | v8.3 | ステッカーとテクスチャのUまたはVの繰り返し。 ラベルとテクスチャの反転繰り返し |
X3 | 2019.1 | ラフネスマップの使用 |
X4 | 2019.2から2020.2まで | AxF CarPaint(CPA2)マテリアル。 オーバーレイとポストプロセスの単位。 |
X5 | 2021.1以降のバージョン | AxF CarPaint(CPA2)マテリアルの色の変更。 SSAO コンフィギュレーターでのカメラ露出プロパティの追加。 |