Patchwork 3D Enterprise 2022 X5

データ

P3D データベース

Patchwork 3Dでは、デジタルアスペクトモックアップ のオーサリング データは、単一のファイル (.p3d形式によるデータベース) に保存されます。このファイルには外部ディレクトリの編集情報とディレクトリ情報、および内部リソースデータが含まれます。最終レンダリングを作成するために使用されている各要素は、デジタルアスペクトモックアップで使用されているかどうかにかかわらず.pd3データに保存されます。たとえば、テクスチャのレリーフ作成に使用され、その後マテリアルで使用された画像は.p3dデータに含まれます。.p3d データベースファイルは、一般的なビューアーでは読み込んで表示することはできません。

一度に 1 つのデータベースのみが開きます。

ファイルメニューで利用可能な.p3d データベースの操作:

  • 新規作成

  • 開く

  • 再読み込み最後に保存したデータベースの状態を再度読み込み、それ以降の変更を破棄、

  • 最近使ったデータベース:最近開いたデータベースのリスト。一覧表示されるデータベースの数はアプリケーション設定で設定できます。

  • スタート・スクリーン

    以下の詳細情報

  • 保存

    新しいバージョンの Patchwork 3Dデータベースは、過去のバージョンのソフトウェアでは読み取れません。過去のバージョンのデータベースを新しいバージョンのPatchwork 3で保存しようとすると、この操作を確認するメッセージが表示されます。保存を確認すると、データベースのバージョンが変更されます。元のファイルのコピーを保持するには、別名で保存を使用します。

  • 別名で保存;

  • 保存およびクリーンアップ;

    この機能では、不要なデータ (削除済みデータなど) を含まないデータベースのバージョンとして保存します。データベースのサイズを減らすのに役立ちますが、データベースの保存にかかる時間は長くなります。

名前を付けて保存 または 保存とクリーン機能を使用する事で、次が可能となります:

  • キャッシュを保存しない、Patchwork3Dはデータベースを保存するためにキャッシュを削除します。その結果、データベースが大幅に軽量化されますが、次回データベースを開く際のロード時間が少しかかります。

  • すべて保存の場合は、Patchwork3Dはレンダリングキャッシュを保持します。次回データベースを開く際に、Patchwork3Dは既存のレンダリングに基づいてデータをより速くロードします。

Saving_cache.png

ヒント

  • 作業セッション中に頻繁に 保存Ctrl + S)を使用します。

  • データベースで再度作業する予定がある場合は、作業セッションの最後に、保存してクリーンアップすべて保存を使用してください。これにより、レンダリングキャッシュが保存されます。

  • 作業中のデータベースを共有またはアーカイブする場合は、レンダリングキャッシュを保持せずに 保存してクリーンアップ を使用します(キャッシュを保存しないでください)。

  • 新しいデータベースにインポート

  • エキスポート

    • Shaper において、現在のモデルを書き出します。サポートされているフォーマット:KSc、OBJ、P3DXml、FBX。

    • Matter において、現在のモデルを書き出します。サポートされているフォーマット:FBX、KDR、LSDとMI(Iray)

  • Patchwork 3Dでの操作履歴を破棄します。

  • メッシュを最適化します。

  • 終了

スタート・スクリーン

スタート・スクリーンは、Patchwork 3D で可能な作業を簡単に紹介しています。デジタル・アスペクト・モックアップ(DAM)を作成する手引きとなるような複数のサンプルが利用可能です。

スタート・スクリーンは2つのタブから構成されています:

  • the 最近使ったデータベース ファイル は最後に変更されたファイルを一覧表示します。

  • サンプル・ファイル

Start Screen

スタート・スクリーン・ウィンドウ

開く...ボタンは既存ファイルを指定して開き、新規作成 ...ボタンは最初から作成します。

LumiscapheビデオボタンはLumiscapheのYoutubeチャンネルへのリンクです。

Patchwork 3Dの次回起動以降毎回このウィンドが表示される事を望まない場合は、起動時にこのウィンドを表示 のチェックを外します。再度このウィンドウの表示が必要な場合には、ファイルをクリックしスタート・スクリーンの表示をクリックします。

P3Dファイル内のリソース

P3Dファイルには、以下を含む、多くのリソースが含まれます:

  • ライティングセット、

  • カラーパレット、

  • 画像およびビデオテクスチャとして使用するファイル、

  • マテリアル、

  • 背景として使用する画像ファイル、

  • グラデーション、

  • ライティング環境、

  • カメラ階層、

  • カメラ位置リスト(.kamファイル);

  • センサー、

  • オーバーレイ、

  • ポスト処理セット。

これらのリソースはすべてP3Dファイルに完全に統合されます。元は外部で参照されたものであっても、データベースを一度保存すると、Patchwork 3Dでは元のファイルへアクセスする必要はありません。

注記

特定のコンピューターから別のコンピューターへP3Dデータベースを移動する際には、P3Dファイルのみを移動すれば良い事になります。この 1 つのファイルにすべてのリソースが含まれます。

これらのリソースの一部はP3Dデータベース間を移動できるよう、書き出し/読み込みできます。たとえば、基本設定で指定し、Matterサイドバーのエクスプローラーからアクセスできる共通ライブラリに保存できます。

モデル

モデルは、インポートされたCADファイルから派生した3Dの幾何学的および空間情報のフルセットです。これは、サーフェス、位置などのShaper オブジェクト、およびヌル、ベクトル、軸などのアニメーションオブジェクトで構成されています。モデルには、Shaper オブジェクトプロパティに関する他の情報(UV マッピング座標、表示/非表示設定、ライトマップ、テセレーションレベル、および他のShaperオブジェクトとの関係など) も含まれます。

.p3d データベースには複数のモデルを含めることができます。

プロダクト

プロダクトは、アスペクトが割り当てられた、または割り当てることができるモデルの3D派生物です。

1つのモデルに複数のプロダクトを作成することができます。

デジタルアスペクトモックアップ

他のLumiscapheソフトウェア製品の3Dビジュアリゼーションツールで使用するには、オーサリングデータをKDR形式のデジタルアスペクトモックアップ(DAM)としてエクスポートする必要があります。このフォーマットには、Patchwork3Dで作成されたプロダクトのバリエーションとコンフィギュレーションを表示するレンダリングエンジンに必要なデータのみが含まれます。テクスチャのレリーフの下で隠されている画像は含まれません。そのテクスチャを使用してマテリアルを最終的に表示するために必要な計算のみが保存されます。したがって、このフォーマットでは編集する事は出来ません。KDRは、より高速にロードできるように最適化されています。ファイルを開いたときに表示される画像を計算する必要があるP3D形式とは異なり、KDRのデータは余分な処理を行うことなくグラフィックカードに直接データを送ります。

それによって、デジタルアスペクトモックアップを任意のLumiscaphe ビジュアリゼーションソリューションでそのままの状態で使用できます。

The Digital Aspect Mockup may then be used as-is in any of the Lumiscaphe visualization solutions.