Patchwork 3D Enterprise 2022 X5

シームマテリアル

シームマテリアルは、ステッチラインをシミュレートします。シームマテリアルは、糸が見える場所を除き透明です。このマテリアルは、メインのサーフェイスに重ね合わされた薄い直線の面に適用されます。

Lines of stitching created with a seam material.

シームマテリアルで作成したステッチライン。

このマテリアルの構造は、スタンダードマテリアルの構造に似ています。シームマテリアルは、ディフューズレイヤーと反射レイヤーの2つのレイヤーで構成され、テクスチャプロパティがあります。

ディフューズ

拡散

主に[フィルター]の色で指定される[Diffuse Color]は糸の色です。

[カラーマップ]はステッチのパターンを生成します。通常、[Bump]タブの[Seam Map]で使用される画像と同じです。

反射

使用する糸のタイプに基づいて、ステッチの光沢の度合いは変わります。スタンダードマテリアルについては、加算値としての反射色粗さ拡散フィルターを調整できます。

バンプ

ステッチの外観のリアリティは、部分的にバンプテクスチャにより変わります。

このタイプのマテリアルのテクスチャは、プリーツマップシームマップという2つの異なるイメージマップから構築されます。

シームマップは個々のステッチのパターンを生成します。このマップがない場合マテリアルは完全に透明になります。この画像の明るい領域は、拡散フィルターの色で塗りつぶされます。アルファ背景のゾーンは透明のままになり、シームサーフェイスの下のサーフェイスに割り当てられたマテリアルを表示します。

Example of a seam map. The checkered zones represent an alpha background.

シームマップの例。チェック模様のゾーンはアルファ背景を表します。

マテリアルがステッチの下で集まっていたりプリーツが付けられていたりする場合は、[Pleat map]設定でテクスチャを加えられます。