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Patchwork 3D 2023 X6

アニメーションの制約

アニメーションの制約はShaperオブジェクトが他のオブジェクトに対しどのように動くかを指定します。この関係は、制約されるオブジェクト、そのターゲット、制約の種類によって定義されます。制約は、オブジェクトの位置、オブジェクトの方向、またはその両方に同時に影響を与える場合があります。

アニメーションの制約は、Shaperサイドバーのキネマティクスタブで定義されます。

  1. 制約するオブジェクトを選択します。

  2. 選択されたオブジェクトに制約を追加するにはadd_constraint_1.pngボタンをクリックします。

  3. コンテキストメニューが表示されます。作成される制約の種類を選択します。

  4. スポイトが表示されます。このツールを使用してビューポートでターゲットを選択します。たとえば、選択されたNullがBézierパスに沿う必要がある場合は、スポイトを使ってBézierパスを選択します。

制約のリストの管理

キネマティックタブには、Shaperビューポートで1つ以上の選択されたオブジェクトに適用される制約が表示されます。モデルの制約をすべて表示するには、すべてのShaperオブジェクトを選択します。

制約は表示されている順番に評価されます。オブジェクトの位置と方向は個別に評価され、適用されるリストの最初の制約に割り当てられます。リストの下の方にある制約は、制約がすでに適用されているオブジェクトの位置またはオブジェクトの方向には影響ありません。

制約によって循環論法が生まれることはありません。新しい制約によって循環論法が生まれる場合は、競合の原因となった制約のオブジェクトを示すエラーが表示されます。どうしてもその新しい制約を作成したい場合には、まずリストから競合する制約を削除します。

既存の制約を編集するには、リストから選択します。image599.pngボタンを使ってスポイトを有効にし、ビューポートで新しいターゲットを選択します。新しいターゲットと選択された制約の中の古いターゲットが置き換わります。

image600.pngボタンを使ってリストから選択された制約を削除します。

制約の配置

配置により、オブジェクトにターゲットの位置が割り当てられます。ターゲットが可動部品である場合は、ターゲットの位置の変更により、オブジェクトにも影響があります。

三次元世界で2つのオブジェクトが同じ位置になるのを避けるため、先約されたオブジェクトにオフセットを割り当てます。オフセットは、ターゲットの位置とオブジェクトの位置の間の差を示すためにXYZ座標を使用する制約のリストの下に定義されます。ターゲットが再配置されると、オブジェクトも再配置され、オフセット距離は維持されます。

方向の制約

方向制約は、ターゲットの方向をオブジェクトに割り当てます。ターゲットが可動部品である場合は、ターゲットの方向の変更により、オブジェクトにも影響があります。

オブジェクトの方向とターゲットの方向は、その局所座標を設定するピボットによって定義されます。ターゲットのピボットに適用される回転変換はオブジェクトのピボットに適用されます。

方向制約のあるオブジェクトとターゲットに異なる方向を設定するには2つの方法が存在します。

  • オブジェクト、ターゲットのいずれかか、その両方の局所ピボットの方向を変更します。

  • 制約リストの下に方向オフセットを設定します。オフセットはX、Y、Z角度で入力する必要があります。これは、オブジェクトのピボットに適用されます。

注視点制約

注視点制約では、オブジェクトの方向を設定するためにターゲットの位置を使用します。ターゲットが可動パーツの場合、三次元世界にターゲットが再配置されると、オブジェクトはそれに対峙するために回転します。

オブジェクトの正面は、そのピボットと、制約リストの下の設定によって定義されます。

設定

既定

説明

目標軸

ローカルX軸

ターゲット方向のオブジェクトのピボットのローカル軸を定義します。

Upベクター

ローカルY軸

オブジェクトのピボットが上を指すローカル軸を定義します。

オブジェクトの表面の配置を微調整するため、オブジェクトのピボットを調節します。

パスに従う制約

パスに従う制約では、オブジェクトでターゲットのBézier曲線をパスとして使用できます。Bézier曲線のパス制約がチャネルアニメーションとして表示される場合は、これによりオブジェクトの位置に影響があります。パスに従う座標に合わせるオプションにチェックを付けた場合もオブジェクトの方向に影響します。

オブジェクトは、パスの開始点から開始されるBézierパスに従い、パスと同じように進みます。開始点は以下の方法で変更できます。

  • 下位オブジェクトを配置するBézierパスを右クリックし、開始点をここに配置を選択します。

  • 制約リストの下にあるパスに従う位置を設置設定を編集します。曲線のパーセンテージを入力してBézier曲線上の場所を入力します。

パスに従う座標に合わせるオプションにチェックが付いている場合は、Bézierパスに沿った進行方向を常に向くようにオブジェクトが回転します。制約リストの下では以下を定義できます。

設定

既定

説明

目標軸

ローカルX軸

Bézierパスに沿った進行方向に向いたオブジェクトのピボットのローカル軸を定義します。

Upベクター

ローカルY軸

オブジェクトのピボットが上を指すローカル軸を定義します。