レンダリングタブ
レイトレーシング設定ウィンドウには、レンダリングを設定するために必要なすべてのパラメータがあります。
画像品質は、さまざまなオプションの有効化によって決まります。
パラメータ | 説明 |
|---|---|
アダプティブアンチエイリアス | シーンのアダプティブサンプリングを有効にします。より多くの光線が、高カラーバリエーションのゾーンを表すピクセルに送られるため、エイリアシングが大幅に削減されます。デフォルトでは、このオプションが有効です。 |
サーフェイス環境を使用する | シーン外でゾーンを反射するときに、グローバル環境ではなく、サーフェイスに割り当てられた照明環境を使用するように、レイトレーシングモーターに対して、指令します。グローバル環境を使用するには、このオプションを無効にします。デフォルトでは、このオプションが有効です。 ヒントゼロより大きいラフネス値があるマテリアルがサーフェイスにある場合、デフォルトでは、サーフェイスがレイトラクターによってレンダリングされません。レイトレーシングエンジンを使用してラフネスがあるマテリアルをレンダリングする場合は、レイトレーシングラフネスオプションが、マテリアルエディタのレイトレーシングタブで選択されていることを確認します。 |
レイリバウンドパラメータを調整して、任意の品質でレンダリングされたビューを取得するには、まず計算中に達した最大再起レベル（最大リバウンド数）を調整します。
反射ボックスで、調整可能なパラメータ:
パラメータ | 説明 |
|---|---|
最大反射 | 計算中に許可される最大反射数。 |
最大ラフ反射 | 計算中に許可される最大ラフ反射数。 |
同様に、次のパラメータは、透過ボックスで設定できます。
パラメータ | 説明 |
|---|---|
最大透過 | 計算中に許可される最大透過数。 |
最大ラフ透過 | 計算中に許可される最大ラフ透過数。 |
ピクセルがレンダリングされるときには、最大再帰レベル、最大反射、または最大透過に達するまで、反射と透過が計算されます。最後のマテリアルヒットのコースカラーの終了パラメータは、定義済み色または環境がレンダリングを計算するために使用されるかどうかを決定するために使用されます。コースカラーの終了 パラメータは、Materialエディタのレイトレーシングタブで設定されます。
ラフ反射および透過の最大数を高い値に設定すると、計算時間が大幅に長くなります。ラフ反射および透過は、トレースされたレイ数が指数的に増加します。レイが、透過ラフネス値が100に設定された円状ガラスを通して送られる場合は、最初のヒットで100レイが生成されます。次に、これらのレイのそれぞれがガラスの背面に触れるときに、別の100レイが生成されます。このため、10000を超えるレイを使用して、1ピクセルを計算します。このため、注意して、最大ラフ反射および最大ラフ透過パラメータを使用して、計算時間を減らしてください。
反射および透過ボックスのすべてのマテリアルのラフネスをレイトレーシングするオプションは、Material エディタのレイトレーシングタブからのパラメータを考慮せずに、すべてのマテリアルのラフネスレイトレーシングを無効にします。
ラフネスサンプリングをオーバーライドするオプションは、これらの2つのボックスにもあります。Materialエディタのレイトレーシングタブのラフネスサンプリング値を無視できます。このオーバーライドはすべてのマテリアルに適用されます。
オプション屈折したレイの場合は背景の代わりに環境を使用するは、レイが透明なサーフェイスを通過するときに考慮される動作を決定します。このオプションが有効になると、透明なサーフェイスを通過する光線の屈折は、背景ではなく、照明環境に向かいます。照明環境と背景の間に、色の違いなどの大きい違いがある場合は、予期しない効果が生じる可能性があります。結果として、このボックスをオフにすると、透明なサーフェイスを通過する光線の屈折を無視できます。デフォルトでは、このオプションが有効ですが、.psd形式でマルチレイヤー画像をレンダリングするときには、考慮されません。
ビューポートレイトレーシングボックスには、レンダリングされたビュー履歴にレイトレーシングによってレンダリングされたビューを自動的に追加するオプションがあります。このオプションを有効にするには、レンダリング時に自動的にレンダリングされたビューヒストリーを追加チェックボックスをオンにします。デフォルトでは、このオプションが無効です。
ビューポートレイトレーシングボックス