ライトマップの計算
1つ以上の可視ライティングレイヤーがライトマップの場合、そのライトマップは、イルミネーションが可視化する前に計算される必要があります。
ヒント
ライティングの解像度と影のサイズは、それぞれデフォルトで2048と1024ピクセルに設定されています。設定で、オブジェクトで作業するときに、きめ細かさを高めるためにライティングや影の定義を増加させることができます。ただし、画像情報の処理に集中するため、計算が遅くなることに注意してください。
ライトマップモードを選択します。レイヤーと サーフェイスを選択して、ライトマップが計算されるようにして、レンダリングボタンを使用して、ライトマップをレンダリングします。
レイヤーのフィルタリング
[レイヤー] フィルターは、ライトマップの計算時に考慮するレイヤーを指定します。
フィルター | 説明 |
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すべて | ライトマップはすべてのレイヤーに対して計算されます。 |
可視 | 現在の設定で表示されるレイヤーのライトマップのみが計算されます。 |
アクティブ | このライトマップが表示されない場合でも、アクティブなレイヤーのライトマップが計算されます。アクティブなレイヤーとは、現在選択されているレイヤーです。複数のレイヤーが選択されている場合、[レイヤー]リストで、点線で囲まれているのがアクティブなレイヤーです。 |
サーフェイスのフィルタリング
[サーフェイス] フィルターを使用すると、ライトマップを計算するサーフェイスを制限できます。
フィルター | 説明 |
---|---|
すべて | ライトマップはすべてのサーフェイスに対してレンダリングされます。 |
選択 | [Shaper] の[ライティング]タブから、3D プロダクトビューで直接サーフェイスを選択します。サーフェイスを直接選択すると、[サーフェイス] タブを切り替えてライトマップの計算に必要なサーフェイスを計算する必要がなくなるため、時間を節約できます。ライトマップを計算する選択されたサーフェイスは、緑色でハイライトされます。 |
点灯しない | ライトマップが計算されていないサーフェイスに対してのみライトマップがレンダリングされます。 |
レンダリング品質の設定
スライダを使用すると、速度と精度のバランスを設定することで、ライトマップを計算する速度を決定することができます。スライダのデフォルトの位置(50)は、有効なレンダリング速度に設定されており、ほとんどのコンテキストでグローバルなライトマップの品質を保持できます。
スライダを両端に向けて動かすことで、この設定を変更できます。
レンダリング品質 | 説明 |
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高速 | レンダリング速度が上がります。この計算で作成されたライトマップの精度は低くなります。 |
より高精度 | ライトマップの計算精度を優先します。この計算には時間がかかります。 |
ライトマップレンダリングの起動
レンダリングの計算には、次の2つのモードがあります。
モード | 説明 |
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ローカルレンダリングを開始 | お使いのコンピュータのリソースを使用してライトマップを計算するには、このオプションを使用します。 |
[レンダリング中に表示する]のオプションを使用すると、計算が完了する前に計算の結果を表示することができます。このオプションを有効にすると、サーフェイスのライトマップは計算が終わるとすぐにビューポートに表示されます。ライトマップがまだ計算されていないサーフェイスは赤で表示されます。
複数のレイヤーのライトマップを計算している場合、[レンダリング中に表示する] が選択されていると、ディスプレイはライトマップが計算されているレイヤーに切り替わります。
ヒント
指定したサーフェイスに対してライトマップが計算されていない場合、[Shaper]と[Matter]の両方に赤色で表示されます。
既存のライトマップのオプション
注記
ライトマップを計算するサーフェイスフィルターとレイヤーフィルターは、以下の機能にも適用されます。
ライトマップが計算されると、次の操作を実行できます。
操作 | 説明 |
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更新 | ライトマップを更新して異なるライトマップ形式でライトマップを表示できます。 |
エキスポート | 一連の画像として、ライトマップをエクスポートできます。 |
削除 | ライトマップを削除します。この操作では、ライトマップが完全に削除されます。削除されたライトマップは最初から計算することができますが、復元することはできません。 |